山梨のRC物件をリノベして縫製工場へ【壁の施工サッシと窓、透湿防水シート編】
駐車場・倉庫だったコンクリート打ちっぱなし(RC造)の中古物件をリノベーションして縫製工場を作ります。
山梨県上野原市四方津に縫製工場を作るべく地元の工務店に依頼してリノベーションをしています。
まず最初は壁を作成していきます。
最初は「立ち上がり」という壁の土台を作りその上に壁を作っていく流れだそうです。
壁施工のまず最初は、コンクリートの床に高さ約30センチ程の鉄柱を立てていきます【立ち上がり】
壁設置予定の場所すべて一定の間隔で鉄柱を打ち込みます。
真ん中は壁の外壁材の候補で金属系サイディングのガルバリュウム鋼板の色を確認する為、置いています
鉄柱を打った場所に木枠を作ってコンクリートを流していきます【立ち上がり】
立ち上がりのコンクリートが乾くまで約1週間程かかりました。
山梨県上野原市の4月施工です。
コンクリートが乾くと木枠を外し立ち上がりは完成です。
立ち上がりの上に床下通気孔(黒の基礎パッキン)を設置し、その上に防蟻処理した土台の木を載せていきます。
基礎パッキンの上にあるのが防蟻処理で少し色が濃くなった木です。
工務店が現場で防蟻処理の塗料を塗っていました。
※シロアリや腐れに強い!で有名なタカスギ(株)の「緑の木」の存在YouTubeなどで勉強して事前に知っていたのに工務店に依頼するのを忘れてしまいました。
基礎パッキン(通気パッキン)を横から見たらこんな感じ
基礎パッキン(通気パッキン)を正面から見たらこんな感じ
今回の防蟻処理は木材防腐・防蟻剤(業務用)アリンコS油剤Cオレンジを現場で対応
右下にあるコロコロで木に塗り込んでいきます。
上側にも木を設置し壁の柱を立てていきます
防蟻処理した土台の木の色が濃いのがわかると思います。
通気孔を設ける工法(基礎パッキンあり)にするか、基礎内断熱にするか随分悩みました。
シロアリ対策、床の土台の腐りなどリスク対策で1階の工場については従来の通りの工法、床下通気孔設ける事にしました。床下エアコンへの憧れがあったのですが、工務店に施工経験がないという事と家族への説得が難航しました。。
複数、壁の柱を設置していき、窓枠を入れる用意が整つつあります
窓枠(アルミ樹脂複合サッシ)を設置しました
アルミ樹脂複合サッシはYKKAPエピソード2neoカームブラックCHT-W25609-A4-B7を施工
YKKAPのオール樹脂サッシ「APW 430」「APW 330」などがあり、
アルミ樹脂複合サッシは上記のオール樹脂サッシと比較すると断熱性能が低いのですが、防火に強いという事と、場所によってはオール樹脂サッシが選べない事もあるそうです。
透湿防水シートのKMEWウォーターガードⅣを施工
サッシを施工後に透湿防水シートを施工します。
デュポン社のタイベックという透湿防水シートが大変評判良いと知っていたのに、工務店に依頼し忘れてしまいました。
縫製工場AGLUCA(アグルカ)には今回ケイミュー社の透湿防水シートとなりました。
※ケイミュー(株)は「クボタ」と「松下電工(現パナソニック)が統合して設立された会社で外壁材で大変有名な企業です。
YKKAPのLowEペアガラスの窓とドアを施工し工場の高断熱化
建物の中で窓からの熱損失が最も大きい(寒い原因)と言われています。働く環境を良くすべく、窓とドアには断熱性能が高いもの(高断熱)を設置しました。
YKKAPのLowE(ロゥイー)ペアガラス(2重ガラス)
名前はよく聞く「ペアガラス」ですがこのような二重ガラスの事を指します。
ガラスとガラスの間の銀色の点が続いている箇所がスペーサーと言い、ここがアルミか樹脂かで断熱性能が変わります。
またこのガラスの間にアルゴンガスが注入されているか、いないかでも断熱性能が変わるそうです。