金属系サイディング(ガルバリュウム鋼板)で外壁施工編│山梨のアパレル縫製工場AGLUCA
アイジー工業株式会社のガルバリュウム鋼板SF-ガルスパンJF、色はFチタングレーメタリック(コード:SFJ1-291)を工場の外壁に施工する様子をご紹介します。
◼︎前提の情報
・山梨県上野原市四方津(しおつ)にコンクリート打ちっぱなし(RC)造の中古物件を購入
・元々倉庫&駐車場だった1階部分をリノベーションしてアパレル縫製工場を作る
・断熱、機密もなく元々の窓やサッシの性能などが低い為、リフォームで高気密高断熱を目指してもらう
・上野原市にある地元の工務店に依頼
◼︎工事の過程を紹介した他の記事
卸しの株式会社富田からigkogyo(アイジー工業)のガルバリュウム鋼板が運ばれてきました
現場でmakita(マキタ)の集塵機付きマルノコでガルバリュウム合板を裁断していきます
集じん機(掃除機的な)とマルノコが一体となったmakitaの機材でカットしていきます。
SF-ガルスパンJFの表面をみるとこんな感じ
表面は遮熱性フッ素樹脂塗装された鋼板です。
SF-ガルスパンJFの裏面をみるとこんな感じ
裏面はアルミライナー紙です。
中は断熱材のポリイソシアヌレートフォームが充填されています
このガルバリュウム鋼板はS造防火対応、順不燃材
ガルバリュウム合板の施工まず、枠(縁/ふち)を設置
ウォーターガード(透湿防水シート)の上に直接ガルバリュウム鋼板を貼る施工は室内の湿気が壁内にたまり壁内結露やカビの発生につながる為、
この写真のように胴縁(どうぶち)という柱と柱との間に水平に渡した材の上に貼る施工をして頂きました。これが通気孔となり防湿対策になります。
ドア周り、サッシ周り、壁の上下左右にまずガルバリュウム鋼板用のサッシ的な役割の「枠」を設置します。
サッシの下も水切り用捨て板金を入れます。
サッシまわりは水漏れ確率が高い場所の為様々な施工上の工夫が必要です。
ガルバリュウム鋼板の最下段にが通気口があった
ガルバリュウム鋼板の最下段の縁的な箇所はこの写真の指の部分のように通気層 が等間隔にあります。ここから湿気を逃がす仕様で壁内のカビ対策になります。
下から(階段を下って)ガルバリュウム鋼板の施工を確認
したから天井を見上げた角度で施工状況を確認してみました。
下から見るとコンクリートの立ち上がりがあり(グレーのやつ)、その上に黒の基礎パッキン(通気口)、その上に防蟻処理した木材(茶色)という順で壁をつくられいるのが確認できると思います。
ガルバリュウム鋼板は雨の侵入を防ぎながら、通気口が塞がないようにカバーのようなイメージで立ち上がりの上段部分まで覆っています。
SF-ガルスパンJFのFチタングレーメタリック(コード:SFJ1-291)施工例(実際の色確認)
小さい見本で色を決めるのは大変でした。全面に貼ると色の印象が変わるので注意が必要です。
Fチタングレーメタリックを施工すとどんな感じか、こちらを参考にしてみてください。
コンクリート打ちっぱなしとFチタングレーメタリックの相性抜群です。
窓枠(サッシ)を黒にしたのも正解でした。サッシはYKKAPのエピソード2neoカームブラックCHT-W25609-A4-B7です。